買換え前に確認!シャワーヘッドを交換する方法を知ろう
シャワーヘッドの調子が悪かったり、もっと性能のよいシャワーヘッドに変えようとしたりして、買い替えを検討している方もいるかと思います。シャワーヘッドの交換は難しそうなイメージがありますが、手順を守れば誰でも簡単に行うことができます。今回は、シャワーヘッド交換のタイミングと交換する方法を紹介するので、ぜひご覧ください。
シャワーヘッドはいつ頃交換するべき?
シャワーヘッドはどのようなタイミングで交換するべきなのでしょうか。使っているうちにシャワーが出る部分ではないところから水が漏れてきたり、ホース部分がひび割れたりしている場合は、なるべく早めに交換することをおすすめします。
水漏れが起きるのは経済的ではありませんし、ひび割れているところから勢いよく水が出てきて、予想していなかったトラブルが起きる可能性があるからです。
また、ホースをよく見た時にカビが発生している場合は要注意です。そのまま放置するとシャワーのホースだけでなく浴室全体にカビが広がるかもしれません。衛生面を考慮してすぐにでもシャワーヘッドを交換してください。
■シャワーヘッド内部には汚れが溜まっている可能性がある
シャワーを使い終わるたびにきちんと水を切ったつもりでも、内部にはまだ水が残っていることが多々あります。それを繰り返すうちに水垢や汚れが溜まってしまい、水圧が弱くなったり真っすぐ水が出なくなったりする原因になります。水の無駄遣いになるだけでなく、髪や体をきれいにするためにシャワーを浴びているのに、かえって汚している可能性も。シャワーヘッドは常に清潔な状態を保つことが重要です。
シャワーヘッドを交換する方法
シャワーヘッドを交換するとなると、業者に頼むしか方法がないと考えるかもしれません。しかし、実は特別な道具がなくても簡単にシャワーヘッドを交換できます。水を止めた状態で、ホースとシャワーヘッドがつながっている部分を握り、ネジを外す要領で回せばシャワーヘッドを取り外せます。
そして新しく用意したシャワーヘッドをはめ込み、今度はネジを締める要領で回せなくなるまでしっかり締めましょう。水を出してみて接続部分から水漏れなどがなければ、無事交換終了です。
■安全面に注意
浴室で水が出ない状態にしていれば、基本的には元栓を締めなくても作業可能です。ただ、素手で交換するのはおすすめできないので、軍手やゴム手袋を着用してください。その方が力も入れやすくなります。シャワーヘッドが回らない場合は、シャワーホースを回すように力を入れるなど工夫してみましょう。硬くて人の力では取り外せないようでしたら、無理せず工具を使うか1度きれいに掃除してみることをおすすめします。
シャワーヘッドを交換する際に起きがちなトラブル
シャワーヘッドを交換する際に最もよくあるトラブルは、新しいシャワーヘッドのサイズが合わないことです。サイズがそもそも合わなかったり、サイズは合っていてもネジの大きさが合わなかったりと、さまざまな原因があります。
新しいシャワーヘッドを購入する前に、今使っているシャワーヘッドを取り外してよく確認しておきましょう。メーカーによって使っているネジや接続部のパーツが異なるかもしれません。同じシャワーヘッドの新しいものを購入するか、同じメーカーから探す、または接続できるための道具を使用するなどの手段をとってください。
■ホース一体型のシャワーにご注意
シャワーとホースがもともと一体になっているタイプのシャワーは、残念ながらシャワーヘッドだけ取り替えることができません。そのようなタイプのシャワーを使っている場合、水栓からホースごと取り外し新しいものに交換してください。ホースと水栓はきつくネジで締まっているケースが多いので、モンキーレンチなどがあれば便利です。
■賃貸でシャワーヘッドを交換する場合
賃貸のアパートやマンションで暮らしていても、シャワーヘッドを交換することは住人の自由です。ただ、取り外した元のシャワーヘッドを捨てないように注意してください。基本的に、賃貸は退去時に「原状復帰」といって元の状態に戻しておかなければいけません。
勝手にシャワーヘッドを交換して元のシャワーヘッドを捨ててしまった場合、復帰費用を請求される可能性があります。自分の気分や使いたいシャワーヘッドに交換した後は、元のシャワーヘッドを失くさずにしっかり保管しておきましょう。シャワーヘッド自体が使えなくなってしまった場合は、大家さんや管理会社に相談してください。
シャワーヘッドを交換するタイミングや手順について紹介しました。シャワーヘッドをあまりに長期間使い続けることは、経済的にも衛生的もおすすめできません。交換の目安は5~10年といわれていますが、今回紹介したポイントが見られるようでしたら早めに交換しましょう。交換する際は、手順を守って怪我をしないよう気を付けながら作業を進めてください。