節水効果の高いシャワーヘッドに買い替えるメリット・デメリット!

公開日:2022/02/15  最終更新日:2022/02/18


シャワーヘッドを交換するときに重視するポイントは、人それぞれ異なるかと思います。さまざまな機能がある中でも、とくに人気なのが節水効果の高いシャワーヘッドです。交換するだけで節約できるとなれば嬉しい限りですが、メリットの他にデメリットもあるのでしょうか。今回は節水効果の高いシャワーヘッドについて詳しく解説します。

節水効果の高いシャワーヘッドに買い替えるメリット・デメリット

節水効果の高いシャワーヘッドに買い替えるメリットは、やはり水の節約につながるという点です。従来のシャワーヘッドに比べ高い節水効果が期待できることから、水道料金を節約できます。水道料金が劇的に変化するとは思えない方もいるでしょう。

しかし、シャワーは基本的にお湯を使います。そのため、お湯を沸かすときのガス・電気・灯油などの料金も節約できるのです。1日だけでは大きな変化がないかもしれませんが、年間を通してだったり使う人が多かったりすると、かなりお得になるといえます。

■デメリットも考慮

節水効果の高いシャワーヘッドは、使う水の量が減るため水圧が弱くなったと感じてしまうことが考えられます。もちろん一概にいえるものではありませんが、圧が弱いとシャワーを浴びた気がしないかもしれません。

また、シャワーから出てくるお湯の量が減り、水を細かく出すことで節水効果を高めているため、通常のシャワーヘッドを使っているときに比べぬるく感じる可能性があります。

節水シャワーヘッド選びのコツ

節水シャワーヘッドを選ぶときのコツは4つあります。

1つ目は、やはり節水効果がどの程度あるのかというところです。一般的な節水シャワーヘッドの節水効果は3050%といわれていますが、中には60%以上の節水につながるものも売られています。節水効果が高くなるほど水圧が弱くなる場合があるため、両方のバランスを見て考えましょう。

■さまざまな機能の有無

2つ目は機能の有無です。節水できることを謳っているシャワーヘッドの中には、他にもさまざまな機能が搭載されているものがあります。手元にボタンがついていて簡単に止水できるタイプの商品は、より高い節水効果が期待できます。また、粒子を可能な限り細かくして、肌や髪に優しい使い心地を実現しているものも魅力的です。

■水圧が落ちることを考慮

3つ目は水圧です。節水することでシャワーの水圧が落ちてしまうことを、あらかじめ考慮しておきましょう。水圧の弱いシャワーは洗った気がしないというだけでなく、泡や汚れが落ちにくくなってしまうことが考えられます。

せっかく節水効果の高いシャワーヘッドにしても、シャワーを使う時間が長くなってしまってはあまり意味がありません。水圧にこだわりたい方は、水圧に自信があると謳っているタイプの商品がおすすめです。

■使い勝手のよいものを

4つ目は使い勝手のよさです。シャワーは毎日使うものであるため、持ちやすいか、シャワーヘッドに角度はつけられるか、重くないかなど、使う人のことを考えて選ぶことをおすすめします。

また、シャワーヘッドは使い続けていくうちに見えない部分に汚れがたまってしまいます。簡単に取り外しができて手入れしやすいものを選ぶと、衛生面も安心です。

■デザイン・色合いも大切

節水シャワーヘッドを選ぶときのポイントを説明しましたが、やはり見た目も大事だという方も多いでしょう。シャワーヘッドだけが浴槽の雰囲気・デザインから浮いているような形になってしまっては、統一感が失われておしゃれではなくなってしまいます。さまざまな形・色のシャワーヘッドの中から、好みのものを選んでください。

節水シャワーヘッドを選ぶ際に気を付けるべき点

第一に自分の家のシャワーホースに適合するかどうか確認することが重要です。サイズだけでなくネジが適合するかなど、細かい部分までチェックしてからシャワーヘッドを選ぶことをおすすめします。

ものによってはシャワーヘッドとホースが一体になっていて、シャワーヘッド単体の交換ができないものもあるため、そのようなときはホースも一緒に交換してください。

■混合栓のタイプの確認は必須

水・お湯を出す混合栓委はさまざまなタイプがあります。水とお湯が別々になっているものもあれば、自動で温度を調節してくれるものもあります。混合栓は、水とお湯が逆流することを防ぐ逆止弁がついているものが一般的です。ただ、この逆止弁がついていない場合、止水ボタンがついているシャワーヘッドを使うと水とお湯が逆流してしまい、給湯器本体が故障してしまう可能性があります。

シャワーとカランを切り替えるレバーの中に「止」「STOP」など切り替えの表示があるタイプは、逆止弁がついているので安心してください。逆止弁がない混合栓には自分で逆止弁をつけるか、逆止弁アダプターがついているタイプのシャワーヘッドを選ぶことで、節水シャワーヘッドが使えるようになるケースがあります。詳しくは取り扱っているメーカーに確認しましょう。

まとめ

節水効果の高いシャワーヘッドのメリットやデメリット、選び方について紹介しました。買い替えの初期費用はかかるものの、長い目で見たときに光熱費の節約につながるため、節水シャワーヘッドはとても便利な商品だといえます。シャワーヘッドごとに特徴が異なるため、よく調べたうえで自分に合ったものを購入してください。

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