シャワーヘッドを交換する際に注意するべきポイントとは?
「もう何年も同じシャワーヘッドを使っている」という場合は、そろそろ変え時かもしれません。しかし、「不便なことはないからこのままでもいいのではないか」と、シャワーヘッドの交換は必要ないと考える人もいます。そこで、シャワーヘッドを交換するメリットと交換方法、交換時に注意すべきポイントについて解説します。
シャワーヘッドを交換する利点
とくにこだわりがなくても、シャワーヘッドを交換してみると「思っていたよりもよい!」と感じることもあるようです。そこで、シャワーヘッドを交換するメリットについて解説します。
■節水ができる
シャワーヘッドには節水タイプのものがあり、取り換えるだけで水が節約できます。また、水を止めるボタンが付いているものもあり、手元ですぐにシャワーを止められるのも節水につながるようです。普段の入浴でシャワーを流しっぱなしにしている人は、節水タイプのシャワーヘッドに交換すると水道代が節約できるかもしれません。
■水流の切り替え
「ストレート」「ミスト」「ジェット」など、水流が変えられるシャワーヘッドもあります。顔や体の泡を洗い流す際に水圧の低い水流に切り替えれば、肌への負担が軽減されます。
また、浴槽を洗った後にジェット水流で泡を流せば、いつもより早くしっかりと泡が流せることでしょう。いつもよりも贅沢して泡風呂を楽しみたいときも、水の勢いが強いジェットモードでお湯を張れば簡単に泡立ちます。水流の切り替えは肌への負担を減らすだけでなく、浴槽の掃除やお湯を張ることにも役立てられるため、体を洗い流す以外にも活用してみてはいかがでしょうか。
シャワーヘッドの交換時期はいつ頃がおすすめ?
前回の交換からずっと同じシャワーヘッドを使用している場合、新しいシャワーヘッドに交換するタイミングとはいつでしょうか?シャワーヘッドを新しいものに交換するベストタイミングを紹介します。
■シャワーの水圧が弱く感じたとき
購入当時と比べて水圧が弱くなったと感じたら、シャワーヘッドを交換するタイミングです。シャワーヘッドの中に汚れが溜まったり、シャワーの穴が詰まったりすると、シャワーの水圧は弱くなってしまいます。シャワーヘッドを掃除すればある程度の汚れは落ちますが、内部にまで汚れがたまってしまうとなかなか落ちません。
■ヘッドやホースが破損したり傷が付いたりしたとき
経年劣化によりホースが破損したり、落下時に傷がついたりしてしまうと、ホースやシャワーヘッドから水が漏れてしまいます。そのようなときは、新しいものに交換しましょう。新しいシャワーヘッドはホームセンターやネットで入手できます。
■使用から15年以上たったとき
どれだけ掃除をしていても、経年劣化にはかないません。使用から15年以上経っているのであれば、新しいものへの交換をおすすめします。シャワーヘッドとホースの寿命は5年くらい、定期的に掃除をしているのであれば約10年ともいわれています。いくら丁寧に扱っていても、15年経てばほとんどのシャワーヘッドが寿命を迎えるでしょう。
シャワーヘッドを交換する方法とは?
新しいシャワーヘッドを購入したら、いよいよ交換作業です。新しいシャワーヘッドのほかにプライヤーやペンチ・スパナ、タオル・雑巾を用意しましょう。取り外しや取り付けの際にはゴム手袋もあると便利です。
①ホースからシャワーヘッドを取り外す
元栓を閉め、ホースからシャワーヘッドを取り外します。プライヤーやペンチ・スパナといった工具で取り外してもよいですが、簡単に取れそうな場合はゴム手袋をして取り外してもよいでしょう。
②ジョイント部分の汚れと水を取り除く
ホースからシャワーヘッドを取り外したら、ジョイント部分の汚れと水と取り除いておきましょう。汚れを落して水気を拭いておけば、新しいシャワーヘッドが取り付けやすくなります。
③シャワーヘッドを取り付けて最終確認
シャワーヘッドの取り付け方はメーカーによって異なるため、説明書に従って取り付けてください。シャワーヘッドを取り付けた後は、実際に水を出してみてジョイント部分から漏れていないか確認します。漏れていなければ交換完了です。
シャワーヘッドを交換する際に注意するべきポイント
簡単に交換できそうなシャワーヘッドですが、注意すべきポイントを知っていなければ失敗してしまうこともあります。場合によっては、新しいシャワーヘッドが取り付けられないこともあるでしょう。失敗なく交換するためにも、注意すべきポイントについて説明します。
■一体型はホースごと交換しなければいけない
シャワーヘッドとホースが取り外せるものも多いですが、中には取り外せない「一体型」のシャワーヘッドもあります。その場合はホースごと交換する必要があるため、シャワーヘッドを購入する前に確認しておきましょう。
■ジョイント部分にアダプターが必要なケースもある
新しいシャワーヘッドとホースのジョイント部分の大きさが、必ずしも一致するとは限りません。大きさが違う場合は、アダプターを取り付けましょう。たいていは新しいシャワーヘッドとセットになって販売されているため、そこまで心配する必要はありません。
■賃貸の場合は古いものを保管しておく
賃貸物件のシャワーヘッドを交換する場合は、古いシャワーヘッドも取っておきましょう。紛失してしまうと原状回復する際に新しいシャワーヘッドが必要になるため、敷金から惹かれてしまう可能性もあります。敷金がない物件の場合は、保証金から引かれるか後で請求されることも考えられます。
まとめ
シャワーヘッドを交換する利点と交換方法、交換時に注意すべきポイントについて解説しました。簡単に交換できそうなシャワーヘッドですが、注意すべきポイントをしっかりと確認しておかなければ失敗してしまうこともあります。交換時に気付いてしまうとその日はシャワーが使えなくなってしまうことも考えられるので、しっかりと確認しておきましょう。